江雪左文字
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2023/10/29 07:33 UTC 版)
江雪左文字（こうせつさもんじ）は、南北朝時代初期に作られたとされる日本刀（太刀）。日本の国宝に指定されており、広島県福山市のふくやま美術館が所蔵する。国宝指定名称は「太刀銘筑州住左(江雪左文字)
」で、打刀拵が附（つけたり）として指定されている[3]。紅雪左文字と表記する場合もある[4]。
注釈
- ^ 従来、初代左文字在銘の太刀で現存するものは江雪左文字のみとされていたが、他にもう一振、「筑州（以下切）」の銘を有する太刀で左文字作とされているものが存在する（「筑州」以下の銘字は茎を磨上げ（切り詰め）たため消えている）。参照：ふくやま美術館 特別展「筑前左文字の名刀」出品目録、筑州住左（飯田高遠堂）。
- ^ 78.2センチメートルとする資料もある[13]。
出典
- ^ a b c d e f デアゴスティーニ・ジャパン『週刊日本刀』60巻1～8頁、2020年8月18日。
- ^ “小松安弘コレクションについて”. 2020年8月23日閲覧。
- ^ a b 文化庁 2000, p. 81.
- ^ 本阿弥光遜『刀談片々』南光社、1936年8月23日、246頁。
- ^ a b c 廣井雄一他「週刊朝日百科 日本の国宝」『週刊朝日百科』第100号、朝日新聞社、1999年1月19日、317頁。
- ^ a b c d 太刀銘筑州住左（江雪左文字） - 文化遺産オンライン（文化庁）、2019年12月23日閲覧
- ^ a b c d e f g h i j k 福永酔剣『日本刀大百科事典』 2巻、雄山閣出版、1993年11月20日、217頁。ISBN 4639012020。 NCID BN10133913。
- ^ 昭和8年1月23日文部省告示第15号（参照：国立国会図書館デジタルコレクション）、3コマ目
- ^ 本阿弥光遜「四、名物 紅雪左文字」『近代戦と日本刀』玄光社、1943年、220頁。 NCID BN13502368。
- ^ 株式会社エフピコ『子会社の商号変更に関するお知らせ』2006年8月21日。2020年8月30日閲覧。
- ^ 文化庁『登録美術品制度における登録状況』。 オリジナルの2019年5月30日時点におけるアーカイブ。
- ^ 「名刀14点、福山市に寄贈 名誉市民の故小松安弘氏が収集」『中国新聞』2018年12月8日。 オリジナルの2018年12月26日時点におけるアーカイブ。2018年12月26日閲覧。
- ^ a b 堀本一繁 著「72 国宝 太刀 銘 筑州住左 名物 江雪左文字」、福岡市博物館 編『特別展 侍 もののふの美の系譜』2019年9月7日、214頁。 NCID BB29348637。
- ^ a b 佐野美術館、徳川黎明会、富山県水墨美術館、根津美術館 編『名物刀剣（展覧会図録）』佐野美術館、2011年、60頁。ISBN 978-4-915857-79-9。 NCID BB06911850。
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