民間シンクタンクによる大学ガバナンスへの指摘
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 21:52 UTC 版)
「冲永佳史」の記事における「民間シンクタンクによる大学ガバナンスへの指摘」の解説
こうした理事への監督強化の流れに沿い、主要な民間のシンクタンクである三菱UFJリサーチ&コンサルティングからも、次のような指摘が見られる。 「…学校法人では、「理事長」および 「理事会」の権限が非常に強くなっている一方で、「評議員会」における監督・監視権限の仕組みが不十分であり、現在の体制ではガバナンスを有効に機能させることは難しい」 「ガバナンスを強化するためには、統治機関である「評議員会」、「理事」、「理事会」および「監事」の 機能を強化し、「評議員会」には「理事」と「監事」といった役員の選解任権と監督によるモニタリング型の機関へと変貌することが望ましい。」 このように、「評議員会」に「「理事」と「監事」といった役員の選解任権と監督」の権利が与えられた「モニタリング型の機関」の必要が繰り返し説かれている。そうした「機関」では、永久「理事長・学長」を保証する規程が存在することは論理的に不可能となる。
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