毒迷信
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/30 06:17 UTC 版)
上記、特徴でも記されているように本種には古来より有毒であるとされる迷信がある。中には「ノウゼンカズラの花を触った手で目をこすると失明する」などとする物まである。しかし実際には無毒であり、少なくとも言われているような簡単に失明事故を起こすような強毒性は有していない。何故このような有毒迷信が伝えられるようになったのか詳細な迷信の由来などは定かではない。一説には花の色や形が似ていて実際に猛毒であるキダチチョウセンアサガオとの混同ではないかとする説もあるが、キダチチョウセンアサガオは葉の形も樹形も葉の大きさもさらには花の大きさもノウゼンカズラとは全く異なる様相であり、果たしてそれとの混同が有りうるのか疑問である。 また、同じように無毒であるが古来より有毒であるとされた植物は他にも複数あり、中で特に有名な例にドウダンツツジがある。ノウゼンカズラもドウダンツツジも実際は無毒であるにもかかわらず、1970代頃までの古い物図鑑や百科事典などでは有毒と記されていたものが多く存在した。
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