歴博乙本
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/13 20:44 UTC 版)
国立歴史民俗博物館所蔵。1985年に古美術商が所蔵しているときにはじめて公開されたため、当時の所蔵者名から高橋本とも呼ばれる。 絵の内容から、景観年代および制作年代は上杉本よりもあとの1580年代、作者は狩野松栄(永徳の父)およびその周辺の狩野派絵師とする説が強かったが、近年では永徳の弟・狩野宗秀周辺の作とする説が提示され、宗秀工房作の京名所図扇面の表現と比較しても、その蓋然性は高い。
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