欧米の制度
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/13 17:00 UTC 版)
欧米の栄典のうち日本の勲章等に相当するものには、イギリスの“order”・ “decoration”・ “cross”・“medal”、 フランスでは“ordre”・ “décoration”・ “médaille” 、ドイツでは“Orden”, “Ehrenzeichen”・“Auszeichnung”・ “Medaille”・ “Denkmünze”などがあり、性格や価値はそれぞれ異なる。 “medal”(英)や “Medaille”(独)に相当する日本語としては「褒章」、「記章」などもあるが、日本の定義と異なるため、日本に於ける勲章、褒章及び記章の分け方とは一致していない。例えば、イギリスの“medal”やドイツの“Medaille”などの中には日本の下級勲章(勲七等又は功六級以下)に近いものもあり、これらについても「勲章」と扱われることが多く見られる。特に、クロス章は日本にはないカテゴリの章であるため、勲章であるか記章なのかは、書籍等によって扱いが区々である。またそのようなことから、「栄典制度の在り方に関する懇談会」に於いて、orderの制度が無いアメリカ合衆国には勲章が無いとする賞勲局の見解に対して、出席者から異が唱えられたこともある。
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