機関車出力増大への要請
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/05/01 09:55 UTC 版)
「クラウス=マッファイML-4000形ディーゼル機関車」の記事における「機関車出力増大への要請」の解説
1959年、GM-EMDがユニオン・パシフィック鉄道(UP)のために9両のGP9を改造し、ターボチャージャーを搭載して2000馬力とした車両を製造した。これは量産先行試作車というべきものであり、GP20、SD24として結実した。 UPと競合するサザン・パシフィック鉄道(SP)は、こうした大出力機関車の保有という点においてUPに出し抜かれた格好となった。1950年代後半には、ディーゼル機関車の技術はひとつの限界に達しており、SPの事業拡大もまた急がれていた。貨物列車はより長大に、そして編成全体の重量が大きくなり、SPは長距離を走る貨物列車に対して、時には10両もの機関車を連結せねばならなかった。 SPの主力機関車はEMDのF7とGP9であった。2400馬力(1800kW)のフェアバンクス・モースのトレイン・マスターことH-24-66も14両保有していたが、SPは貨物列車牽引用途には向かないと判断しており、サンフランシスコ・ベイエリアの通勤輸送に使用していた。
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