楽器の選択
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/12 17:31 UTC 版)
どのセッションにも、どの楽器が何台まで受け入れられるのかというような自身の非公式な決まりがある。いくつかのセッションは厳格な"'トラディショナル'な楽器のみ"(traditional instruments only)の決まりがあるのに対し、他は誰がどんな楽器を持って現れても受け入れる。セッション自体が比較的最近復活してきた現象であることからトラディショナル(traditional)という言葉は大雑把に使われる、ブズーキのように'トラディショナル'と思われがちでありながら実際のところセッションで用いられるようになったのは比較的新しい楽器もある。ただし、セッションに'トラディショナル'でない楽器を持参しようと思うのであれば、それが問題ないか予め確認しておくことが賢明である。 概してフィドル、フルート、アコーディオン、ティン・ホイッスルの人数には上限がない。 バウロンはアイルランド音楽のセッションではよく見られるが、多くのセッションでは一度にバウロンを叩く人数は一人である。 イリアン・パイプスはやはりアイルランド音楽のセッションでよく見られる。しかし同じバグパイプでもより良く知られているグレート・ハイランド・バグパイプは、他の楽器をかき消してしまうためセッションでは使われない。 音色の穏やかなマンドリンやバンジョー、シターン、ブズーキは受け入れられている。 ギターとアパラチアン・ダルシマーは、厳格な"'トラディショナル'な楽器限定"のルールがない限り、よくセッションで弾かれる。
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