植木朝子とは? わかりやすく解説

植木朝子

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/27 23:57 UTC 版)

植木 朝子(うえき ともこ、1967年3月19日 - )は、日本国文学者同志社大学教授、前同志社大学学長日本学術会議会員。専門は日本中世文学、特に中世歌謡・芸能[1]。夫は文芸評論家武蔵野音楽大学教授の武藤康史。祖父は国文学者吾郷寅之進

来歴

千葉県立東葛飾高等学校卒業[2]。1990年、お茶の水女子大学文教育学部国文学科卒業[2][3]、1992年、同大学院修士課程修了[2]、1995年、同比較文化学専攻博士課程単位取得満期退学[2]。同大学助手[2]、1996年、十文字学園女子短期大学専任講師、1998年「今様の世界」でお茶の水女子大学人文科学博士。2001年、十文字学園女子大学助教授。2002年、日本歌謡学会志田延義賞受賞。2005年、同志社大学文学部国文学科助教授[1][2]、2007年、同大学教授[2][3]、2012年博士後期課程教授。2015年より同志社大学文学部長。2017年4月から副学長[2]。2019年11月8日にあった学長選挙で、第34代学長に選出された。同志社大学では初の女性学長となる。任期は2020年4月1日から4年間[2][4]。2023年、日本学術会議会員[5]

  • 専門は中世歌謡であるが、そこを起点に古代から近現代に至るまで幅広い論考がある。
  • 宝塚歌劇の観劇案内も書いている。
  • 2014年より祇園甲部「都をどり」の構成・作詞を担当している。

著書

  • 梁塵秘抄とその周縁 今様と和歌・説話・物語の交流』三省堂 2001
  • 『中世小歌愛の諸相 『宗安小歌集』を読む』森話社 2004
  • 『梁塵秘抄の世界 中世を映す歌謡』角川選書、2009
  • 今様 コレクション日本歌人選025』笠間書院、2011
  • 『風雅と官能の室町歌謡 五感で読む閑吟集角川選書、2013
  • 『梁塵秘抄』ちくま学芸文庫、2014。編訳
  • 『虫たちの日本中世史 『梁塵秘抄』からの風景』ミネルヴァ書房「叢書・知を究める」、2021

共編著

脚注





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