森村との出会い
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/03 23:25 UTC 版)
天保14年(1843年)江戸・四谷伝馬町の絵草紙屋・萬屋(2代目大倉四郎兵衛)の次男として生まれる。日本橋1丁目で絵草紙屋を手伝っていた孫兵衛は、開港して間もない横浜に出かけては外国人を相手に錦絵を売っていた。 そのころ横浜で舶来品を仕入れて江戸の武家に売り歩いていた森村市左衛門と出会い、何度か合ううちに二人は意気投合し兄弟のような付き合いになっていった。そのような付き合いをするうちに孫兵衛は市左衛門の勧めで異母妹ふじと結婚することとなり、これを期に兄から独立し同じ屋号の絵草紙屋・萬屋を開店、主に豊原国周、昇斎一景、3代目歌川広重、落合芳幾、武田幾丸、月岡芳年、歌川芳虎、4代目歌川国政、楊洲周延、小林進斎、井上探景、安達吟光、東洋斎斐章らの開化絵、戦争絵などを出版していた。ただし、血みどろ絵のような作品は版行しなかった。万孫とも号し、日本橋通町1丁目、神田区通1丁目19番地で幕末から明治にかけて営業した。
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