桜田晋也
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桜田 晋也(さくらだ しんや、本名:今野 哲男(こんの てつお)、1949年7月[1] - 2011年5月7日[2])は日本の歴史小説作家。
略歴
北海道生まれ[1]。北海道札幌南高等学校卒業[3]。
高校卒業後東京に出て、アルバイトをしながら専門学校でフランス語を学ぶ。その傍ら独学で小説の勉強を始める。1972年より、日本浪漫派の系譜を引く文芸総合雑誌『浪漫』に文芸評論を行う[1]。
1980年、奈良日日新聞に後醍醐天皇の半生を描いた『南朝記』を丘野哲靖(おかのあきのぶ)名義で連載開始、歴史小説の執筆を始める[1]。歴史上の人物が生きた時代のうねりを描くことを主題とした[3]、長編の歴史小説を手掛ける。
2011年5月7日、肺炎のため静岡県下田市の病院で死去。61歳没[2]。
作品リスト
- 南朝記
- 足利高氏(1985年6月、読売新聞社(上下)、1988年8月、角川文庫、「足利尊氏」祥伝社文庫)
- 叛将明智光秀(1986年、読売新聞社(「青雲の巻」「雄略の巻」)、「明智光秀」角川文庫、学陽書房人物文庫)
- 尼将軍政子(1991年、角川書店(全4冊)、「尼将軍北条政子」角川文庫(全4冊)
- 武神(1994年8月、学研、「武神 八幡太郎義家」学陽書房人物文庫
- 元就軍記(1996-97年、徳間書店(上下)、のち祥伝社文庫
- 大軍師黒田官兵衛(1999年6月、祥伝社、のち文庫
- 芋汁武士道 家康と徳川家臣団(2000年2月、祥伝社) ISBN 4-396-63166-9
- 戦国武将の妻たち(2002年1月、永岡書店コスモ文庫) ISBN 4-522-47520-9
脚注
関連項目
固有名詞の分類
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