桂敬一とは? わかりやすく解説

桂敬一

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/01/23 02:54 UTC 版)

桂 敬一(かつら けいいち、1935年 - 2025年1月19日)は、日本のマスコミ研究者[1][2][3][4]専攻社会情報学マス・メディア産業論、ジャーナリズム論[5]。元日本ジャーナリスト会議代表委員。

概説

東京府生まれ。東京外国語大学フランス語専攻卒業。

1959年日本新聞協会事務局に就職、日本新聞労働組合連合(日本新聞労連)に属し、組合活動に力を入れていた。日本記者クラブ出向(総務部長)、日本新聞協会研究所所長。

1988年東京大学新聞研究所(後に社会情報研究所に改称。現・東京大学大学院情報学環)教授、1994年立命館大学産業社会学部教授、1999年東京情報大学経営情報学部教授、同総合情報学部教授、2003年立正大学文学部教授となり、2006年に定年退職した[6]

九条の会」傘下の「マスコミ九条の会」呼びかけ人を務めた[7]

2025年1月19日、病気のため東京都の自宅で死去[8]。89歳没。

著書

共編著

  • 『新聞業界』高木教典共著 教育社新書 1979
  • 『21世紀のマスコミ 1 新聞 転機に立つ新聞ジャーナリズムのゆくえ』編 大月書店 1997
  • 『21世紀のマスコミ 5 マルチメディア時代とマスコミ』編 大月書店 1997
  • 『メディア規制とテロ・戦争報道 問われる言論の自由とジャーナリズム』原寿雄,田島泰彦共著 明石書店 2001
  • 『新聞学』新訂 浜田純一,田島泰彦共編 日本評論社 2009

脚注

  1. ^ 桂敬一「1986年度秋季研究発表会ワークショップ」『新聞学評論』第36号、1987年4月。国立国会図書館 NDL-OPAC 雑誌記事索引 詳細表示
  2. ^ 桂敬一「新しい社会情報学へのアプローチ (「多メディア時代」におけるマス・コミュニケーション研究--課題とその方法を探る<特集>)」『新聞学評論』第41号、1992年5月。国立国会図書館 NDL-OPAC 雑誌記事索引 詳細表示
  3. ^ 桂敬一「戦後50年におけるマス・メディア産業の変容 (戦後50年--連続と不連続<特集>)」『マス・コミュニケーション研究』第47号、1995年7月。国立国会図書館 NDL-OPAC 雑誌記事索引 詳細表示
  4. ^ 桂敬一「世界社会フォーラムと日本のメディア (2004年度〔日本マス・コミュニケーション学会〕春季研究発表会 ワークショップ報告)」『マス・コミュニケーション研究』第66号、2005年。国立国会図書館 NDL-OPAC 雑誌記事索引 詳細表示
  5. ^ 『立正大学文学部論叢』123号、2006年3月
  6. ^ 桂敬一, 「本学を去るに当たって(送別の辞・思い出の記)」『立正大学文学部論叢』第123号, 2006年, p.17-23, 立正大学文学部, ISSN 0485-215X, NAID 120005422285
  7. ^ マスコミ九条の会(よびかけ人はだれですか)
  8. ^ “メディア研究者の桂敬一さん死去 89歳 マスコミ九条の会よびかけ人”. 産経新聞. (2025年1月20日). https://www.sankei.com/article/20250120-4RCYEKN4MVNCPPWJ44POXBYYEA/ 2025年1月20日閲覧。 

関連項目

外部リンク


桂敬一

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朝日新聞珊瑚記事捏造事件」の記事における「桂敬一」の解説

桂敬一は、こうした事件朝日だから起きたではなく現代マスコミ報道競争構造の中ではどこで生じてもおかしくなく、「たまたま朝日起こった」「朝日ですらこのような事件の起こる低質な競争関係にはまり込んでおり、そこから一人だけ抜け出すことはできない」としている。

※この「桂敬一」の解説は、「朝日新聞珊瑚記事捏造事件」の解説の一部です。
「桂敬一」を含む「朝日新聞珊瑚記事捏造事件」の記事については、「朝日新聞珊瑚記事捏造事件」の概要を参照ください。

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