柳田藤吉とは? わかりやすく解説

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柳田藤吉

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/23 00:19 UTC 版)

柳田藤吉

柳田 藤吉(やなぎだ[注釈 1]/やなぎた[3] とうきち、1838年1月3日天保8年12月8日[1]) - 1909年明治42年)5月10日[2])は、日本の実業家政治家衆議院議員

経歴

現在の岩手県盛岡市の下駄を生業とする家に生まれる[1][4]遠野などで商業を学び、1854年(旧暦安政4年2月)に箱館に商店「柳屋」を開業[1]昆布の貿易を手がけて多くの利益を手にし、1864年元治元年)には昆布の加工場も設営した[1]戊辰戦争時には軍への納入品を調達している[4]

1869年5月(明治2年4月)、北門義塾を東京・早稲田に設立した[1]。またこの時期より根室地方の漁業経営に進出し[1][4]、のちに根室昆布営業組合・同鮭営業組合頭取に就任する[2]1876年には国内初の大規模な洋式牧場・柳田東梅牧場(根室別当賀)を開設。同年柳屋の本店を根室に移している[4]。また、明治34年(1901年)には函館の弁天町に赤レンガ倉庫群を建設し、「柳田倉庫」として運営した(現在の函館どつくレンガ倉庫)。

このほか、根室銀行(安田銀行を経て、現・みずほ銀行)の設立など、道東地区で様々な事業を展開した[4]

1901年北海道会議員となり[4]1904年第9回衆議院議員総選挙で衆議院議員に当選し[2]、1期務めた。

脚注

注釈

  1. ^ 姓の読み仮名は本記事中に挙げた出典の表記に基づくが[1][2]、『根室・千島歴史人名事典』では「やなぎた」。

出典

  1. ^ a b c d e f g はこだて人物誌 柳田 藤吉 - 函館市文化・スポーツ振興財団
  2. ^ a b c d 柳田藤吉 - デジタル版 日本人名大辞典+Plus(コトバンク
  3. ^ 根室・千島歴史人名事典編集委員会 2002, 320頁.
  4. ^ a b c d e f 柳田家資料 - 北海道立文書館

参考文献

  • 根室・千島歴史人名事典編集委員会 編『根室・千島歴史人名事典』根室・千島歴史人名事典刊行会、2002年。 



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