柏崎・釈迦堂の庵主(天保12年3月~嘉永4年4月 44~54歳)
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「貞心尼」の記事における「柏崎・釈迦堂の庵主(天保12年3月~嘉永4年4月 44~54歳)」の解説
そのうち彼女の最初の受業師であつた心龍尼の妹である眠龍尼が天保九年四月十五日に示寂し、続いて天保十一年六月廿八日彼女の師心龍尼も圓寂した。そして天保十二年三月彼女は正式に柏崎洞雲寺泰禅和尚について得度の式を了し血脈を相続して、改めて師の跡を継いで柏崎釈迦堂の庵主となった。それは彼女の四十四歳の時であった。それ以後に於ける貞心尼の生活は貧しいうちにも極めて平和であった。良寛和尚と同じように彼女もまた多くの人々から愛敬され、彼女の庵は一面それらの人々にとりての道場であると共に、他面常に春風に恵まれた楽しい遊び場所となっていた。 — 相馬御風 、「良寛に愛された尼貞心」『貞心と千代と蓮月』1930, p. 40
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