架空生物・怪物のミイラ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 14:51 UTC 版)
江戸時代の見世物 江戸時代に妖怪への興味が高まったためニホンザルとコイなどをつなぎあわせ人魚としたり、ニホンザル、エイなどを加工した河童のミイラ、鬼・龍のミイラなどが盛んに作られた。幕末や明治のころには外国へ輸出されたり外国人の土産物にもなっていた。大英博物館には日本製の人魚のミイラが所蔵されている。 岡山県浅口市鴨方町の円珠院に伝わる「人魚ミイラ」については倉敷芸術科学大学の調査により、上半身は霊長類、下半身は魚類の特徴を持つことが判明した 驚異博物館 かつて西洋諸国では宗教理論上世界のどこかに人魚が実在しているものだと信じられていた。世界に渡った宣教師などが盛んに探し、日本などで生産されていたフェイクの人魚のミイラを持ち帰った。人魚の他、日本で生産され主に欧州へと持ち込まれたフェイクの怪物のミイラは、ジェニー・ハニヴァー、龍、ろくろ首、鬼などがあり、西洋で制作されたキメラ、バジリスク、三本脚のガマのフェイク・ミイラなどと共に、好事家に蒐集されたり、ヴンダーカンマーで展示されていた。
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