松明の神事と神輿渡御
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/16 08:57 UTC 版)
「石座神社 (京都市)」の記事における「松明の神事と神輿渡御」の解説
10月23日の秋祭は、その未明に行われる「松明の神事」から始まる。松明は雌雄の大蛇をかたどり、平年には12箇所、旧暦の閏年には13箇所に松明を結ぶ。松明の長さは約13m、周囲が約2mであるが、昔はさらに大きかったという。松明の神事は、「岩倉火祭」として、登録無形文化財に指定されている。 2基の松明の製作は、中在地町と忠在地町の2町があたる。祭礼当日は、各町毎のトウヤ宅から、小松明・鉾・御供を持って石座神社に集まり、献饌・神事の後、境内の仮屋前に置かれた大松明が点火される。 祭のはじめ、神輿は神楽殿に遷され、そこから神が祭をご覧になる。神前の燈火をいただき、松明の左から右へ火を転じ、燃え尽きた午前4時半頃に子供神輿のみが村松町を経由して、中在地・西河原・忠在地・上蔵・下在地の5町を巡り、御旅所の山住神社へ向かう。午前5時頃に大人神輿が、5町を巡り山住神社へと向かう。そして午後2時頃に山住神社を出て、石座神社に還る。
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