東急撤退と市による改装
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/10 05:51 UTC 版)
「イルフプラザ」の記事における「東急撤退と市による改装」の解説
おかや東急百貨店は、商圏規模の小ささなどが影響して売上高が目標の45億円を大きく下回る32-33億円と伸び悩み、年4億円程度の赤字が2・3年続いた結果、累積赤字が約15億円に膨らんでいた為、東急グループの不採算店閉鎖の一環で進出からわずか4年7ヶ月の2002年(平成14年)4月30日に撤退した。 東急撤退に伴う中心市街地の空洞化や市民生活への悪影響を懸念した岡谷市が2002年(平成14年)3月に建物の取得を決定し、他の百貨店や大手スーパーなどに後継テナントとしての出店を依頼したが実現せず、2002年(平成14年)6月に近隣にあった地元の老舗衣料品店のカネジョウが本店を移動させる形で入居して新たな核店舗となり、食品売場は商業施設のコンサルタントを使って招致した食品スーパーが後継となり、従来からのテナント共に再スタートを切った。 そして土地と建物の大半を2002年(平成14年)11月に岡谷市が約1億1580万円で取得して、中心市街地商業等活性化総合支援事業費補助金(約3.73億円)などを受けて総事業費約18億5431万円で整備し、2003年(平成15年)3月に全館開業した。 この改装後は3階に生涯学習センター(カルチャーセンター)、4階に子育て支援施設こどものくにという市の施設を開いて空きフロア対策と集客を兼ね、4階の一部を飲食フロアとした。
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