東京都の感染拡大と開催
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/30 09:06 UTC 版)
「新型コロナウイルス感染拡大による東京オリンピック・パラリンピックへの影響」の記事における「東京都の感染拡大と開催」の解説
7月15日に開かれた都のモニタリング会議では、「新規感染者の増加が今のペースで続けば、五輪閉幕直後の8月11日には1週間平均の感染者数が約2400人に達する」との試算が示された。だが、政府高官は「それくらいなら大丈夫。中止はない」と気に留めなかった。さらに翌週の7月22日のモニタリング会議では、「新規感染者の増加が今のペースで続いた場合、2週間後の8月3日には1週間平均の感染者数が約2600人に達し、2週間を待たずに第3波をはるかに超える危機的な感染状況になる」と強い懸念が示された。首相はどのような感染状況になれば中止を検討するのかといった、オリンピック開催に関する明確な判断基準を記者会見などで示していない。 複数の政府関係者や閣僚は、3度目の緊急事態宣言(2021年4月25日〜)の際に五輪の中止を進言したが、首相は取り合わなかったと証言している。首相は孤立を深め、首相に直言する人はほとんどいなくなった。
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