東京拘置所による手紙の紛失と週刊新潮の手紙掲載
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/24 19:00 UTC 版)
「有栖川宮詐欺事件」の記事における「東京拘置所による手紙の紛失と週刊新潮の手紙掲載」の解説
事件を起こした男女2人は東京拘置所に収監されていた。2004年に男らから同拘置所内の女に対し手紙が送られていたが、この手紙を同拘置所が紛失。さらに紛失した手紙が週刊新潮に掲載された。このため、男女2人は2007年4月に「精神的苦痛を受けた」として国を相手取り京都地裁に訴訟を起こした。2009年7月9日に同地裁で、国が手紙の流出を認め女に対し解決金150万円を支払い謝罪することで和解が成立した。また、紛失した手紙を掲載した週刊新潮についても、同誌を発行する新潮社を相手取り「精神的苦痛」を理由に京都地裁に慰謝料を求める訴えを起こし、同地裁は2009年10月28日に2人の主張を認め、慰謝料200万円の支払いを新潮社側に命じた。新潮社は控訴していたが、その後2010年3月11日付で大阪高裁で和解が成立した。
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