本誌への評価
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/04 02:59 UTC 版)
漫画家・評論家のいしかわじゅんは、自著のエッセイの中で本誌を取り上げており、沖縄発の雑誌としての自負は評価しているものの、掲載作品については「昔ながらの手作り感のある同人誌レベル」とし、「(創刊時の)'87年という時代を考えても、決してレベルは高くなかった」「とりあえず、できる範囲の、手の届く範囲の才能を集めてみたという印象だった」と評している。また、本誌に掲載していた作家たちについても上達不足である点を厳しく指摘している。ただし、作家メンバーの一人であった大城ゆかに関しては、本誌休刊後に自身の単行本作品『山原バンバン』を発表した際、同作品について「自分の描くものをきちんと理解している。(中略)自分のできる範囲を知り、その中で、きちんとできるだけのことをやっている」とおおむね好意的に評価している。ちなみに『山原バンバン』に関しては、作家の池澤夏樹も週刊文春でのコラムにて同作品の出版を「待ちかねていた」と綴っている。
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