本行物(ほんぎょうもの)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/01 05:49 UTC 版)
江戸の後期及び明治に作られたもので、能楽を元に作られた地歌。歌詞の一部分、又は多くの部分を能の謡から引いている。そのため物語性が強く、歌詞は叙事詩と言える。端歌物に比べ地歌の中では新しく作られた曲であるため、重厚なものが多く曲も長めだが、本来の地歌とは言い難い。しかし、流派にもよるが、舞としては重きを置いている曲が多く熟練者だけが舞う傾向が強い。「葵上」「融」「善知鳥」などがある。
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