魚津酒造とは? わかりやすく解説

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魚津酒造

(本江酒造 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/02/25 05:30 UTC 版)

魚津酒造株式会社
種類 株式会社
本社所在地 日本
937-0803
富山県魚津市本江新町6番1号
北緯36度49分5.8秒 東経137度24分15.9秒 / 北緯36.818278度 東経137.404417度 / 36.818278; 137.404417座標: 北緯36度49分5.8秒 東経137度24分15.9秒 / 北緯36.818278度 東経137.404417度 / 36.818278; 137.404417
設立 1925年
業種 食料品
法人番号 1230001007193
事業内容 日本酒などの製造・販売
代表者 代表取締役社長 田中文悟[1]
従業員数 4名[2]
主要株主 日本酒キャピタル
外部リンク https://uozushuzo.co.jp/
特記事項:2022年令和4年)11月30日までの社名は『本江酒造』。
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株式会社魚津酒造(うおづしゅぞう)は、富山県魚津市にある清酒などを製造・販売する日本酒造メーカー。

概要

1925年大正14年)9月30日に、宮内吉次郎によって本江酒造(ほんごうしゅぞう)として創業。魚津市内で唯一の地酒メーカーである[3][4]

現在の工場は、魚津大火のあとに建てられたものである(それ以前の工場は大火により焼失している[5])。

2022年令和4年)3月30日、業績を改善するため日本酒キャピタルに発行済み株式3分の2を譲渡し同社の傘下に入った。主力銘柄は維持する[6]。なお、社名も同年12月1日に、魚津市内唯一の酒蔵であることをPRするため『魚津酒造』に改称された[1](当初は同年夏を目処に改称予定であった[6])。これに合わせ、同年4月以降に洗米機や蒸気釜、こうじ室など設備を大幅に改修した[1]

銘柄

社名変更前は、片貝川の軟水を使用した「名誉北洋」[注釈 1]という銘柄の清酒および、「蜃気楼の見える街 白冬」という生酒、純米大吟醸の「越中懐古」[注釈 2]、北洋大吟醸の「袋吊」など約30種類を製造・販売していた[3][1]。なお、酒米には兵庫県産の山田錦や富山県産の五百万石などを使用していた。生産量は年4万リットルであった[2]

社名変更を機に、以下の3ブランド19種類に集約された[1]

北洋
全国展開の主力銘柄。名称は創業当時「きたなだ」とも呼ばれていた。これは、酒どころのに負けない酒という心意気を込めて名付けたためといわれている[8]。5種類。
蜃気楼の見える街
県内限定酒。4種類。
帆波
特約店限定品。10種類。

所在地情報

所在地

富山県魚津市本江新町6番1号

交通

道路
鉄道

脚注

注釈

  1. ^ 銘柄の由来は、当時の魚津港が北洋漁業で有名な鮭鱒船団の基地であったためと言われている。
  2. ^ 銘柄は創業者の宮内吉次郎が生涯愛吟した李白の漢詩からとられている[7]

出典

  1. ^ a b c d e 『北日本新聞』2022年12月1日付23面『「魚津酒造」で再出発 本江酒造が改称 純米 3ブランド展開』より。
  2. ^ a b 北日本新聞 2017年5月9日付朝刊5面・酒蔵フォーカス11『生酒の可能性追求』より。
  3. ^ a b 『魚津市史 続巻 現代編』(2012年3月31日、魚津市教育委員会発行)324ページより。
  4. ^ 『本江郷土史』(2021年11月15日、本江地区振興会発行)111頁。
  5. ^ 『北日本新聞』1956年9月11日付朝刊1面『台風下 魚津市で大火』より。
  6. ^ a b 『北日本新聞』2022年3月31日付6面『酒蔵再建へ事業継承 本江酒造(魚津) 3年後 売上高4割目標 東京の企業傘下に』より。
  7. ^ 『北陸再発見シリーズ(10)北陸酒紀行』(2002年3月25日、北陸電力企画、橋本確文堂編集・発行)58頁。
  8. ^ 『いきいき富山 観光と物産』(1987年3月30日、富山県貿易物産振興会発行)19頁より。

関連項目

外部リンク




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