木炭の規格化
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/06 05:00 UTC 版)
1940年(昭和15年)、日本では全国七大都市において木炭の配給制度を始めることとし、木炭の規格化が進められた。しかし東京だけでも流通している木炭の種類は10700種、4等級に別れ、形状も丸割、大丸、中丸、細丸など多岐にわたることから混迷を極めた。結果的に炭種(白炭、黒炭別)、等級別(一等、二等、等外)、銘柄(クヌギ、ナラ、マツ、一般的な白炭・黒炭)、産地別(東北、関東、北陸など)の基準から木炭の規格化が行われた。配給を統制する側や消費者には分かりやすくなった反面、蒲焼きなどに用いる備長炭や(茶の湯用の)桜炭は従前の極上品扱いができなくなるなど混乱も生じた。
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