木炭窯跡
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/24 15:28 UTC 版)
製鉄炉の燃料の木炭を製造した窯の跡は、全部で31基確認されている。このうち北区にあるのは3基のみ(1・4・5号窯)で、他の28基は南区にある。全31基のうち26基は斜面を利用して築いた地下式窯(窖窯)で、残りの5基(1・3・4・5・6号窯)は平地式窯である。 地下式窯26基はすべて南区にあり、特定の区域に集中して築かれている。丘陵中央部に16基、丘陵南端部に9基が集中して築かれ、2号窯のみが単独で丘陵北部に築かれている。一方、平地式窯は全5基のうち1・4・5号窯が北区に所在。3号窯は南区の北端(環状遺構の近く)、6号窯は南区の中央部にある。 このほか、2009年の遺跡範囲確認調査では、南区の調査区外の東側に木炭窯跡とみられる23か所の窪みが確認されている。
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