朝比奈菊雄とは? わかりやすく解説

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朝比奈菊雄

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/05 01:50 UTC 版)

朝比奈 菊雄(あさひな きくお、1917年大正6年〉9月17日 - 2003年平成15年〉3月13日[1])は、昭和から平成時代の薬学者南極探検家。昆虫学者の朝比奈正二郎は兄。

経歴・人物

薬学者の朝比奈泰彦の四男として東京府に生まれる[1]旧制松本高等学校理科乙類を経て、1941年(昭和16年)12月、東京大学医学部薬学科卒業後、海軍短期現役薬剤中尉に任官し、1946年(昭和21年)3月に終戦により復員する[1][2]。戦後は武田薬品工業研究所に勤務し、1954年(昭和29年)錠剤の管理に関する論文により製剤学の分野で第1号の学位を取得する[1][2]1956年(昭和31年)10月、第1次南極地域観測隊に同行し、日刊「南極新聞」の編集を担当する[1][2]。同年12月、東京大学より薬学博士の学位授与され、その後東京薬科大学教授・副学長・名誉教授、新潟薬科大学学長(第2代)兼教授兼理事・名誉教授などを歴任した[1][3]

ほか、日本薬学図書館協議会常任理事・協議会会長、日本薬学会理事・同評議員、極地研究振興会評議員、中央温泉研究所評議員などを歴任[1]1967年(昭和42年)4月に日本薬学会教育賞を、1981年(昭和56年)4月には同会功労賞を受賞した[1][3]1989年(平成元年)4月、日本薬学会有功会員[1]1990年(平成2年)4月、勲三等瑞宝章を叙勲する[1]2003年平成15年)3月13日老衰のため東京都中野区の病院で逝去する[4]。85歳。著書に『ペンギン日記』、『山なみ』、『アルプス青春期』、『路子句集』など[1]

脚注

  1. ^ a b c d e f g h i j k ファルマシア Vol.39 No.7 p.711 (2003)
  2. ^ a b c 金谷芳雄 『֬朝比奈菊雄先生を偲んで』 ファルマシア Vol.39 No.7 p.711 (2003)
  3. ^ a b 木村榮一 『֬有功会員 朝比奈菊雄先生のこ逝去を悼む』 ファルマシア Vol.39 No.7 p.711 (2003)
  4. ^ 朝比奈菊雄氏死去/東京薬科大名誉教授 | 全国ニュース | 四国新聞社、2019年3月20日閲覧。



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