有効性・有害事象
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/16 00:45 UTC 版)
多汗症の重症度を自覚症状から判定したHyperhidrosis Disease Severity Scale (HDSS、患者の自覚症状によって1~4の4つに分類したスコア)が3以上かつ各腋窩の発汗重量がともに50 mg/5分以上の原発性腋窩多汗症患者を対象として、実薬群(141例)と基剤群(140例)との多施設共同、ランダム化二重盲検比較試験を実施し、6週間投与時の有効性と安全性について検討を行った。 「治療終了時のHDSSが1又は2であり、治療終了時の両腋窩合計発汗重量のベースラインとの比が0.5以下の被験者の割合」は、基剤群36.4%に対し、実薬群で53.9%と有意に改善した(p=0.003)。 重篤な有害事象はなく、実薬群で被験者の5%以上で確認された有害事象は、上咽頭炎 (14.2%)、適用部位皮膚炎(8.5%)、適用部位紅斑(5.7%)。 実薬群で確認された抗コリン作用に関連する有害事象は口渇(1.4%)、便秘(0.7%)、散瞳(0.7%)。
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