有力選手のプロコンチーム移籍
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/08 07:45 UTC 版)
「UCIプロ・チーム」の記事における「有力選手のプロコンチーム移籍」の解説
2008年は有力選手のプロコンチーム移籍が相次いだ。セッラメンティにはジロ・デ・イタリア総合優勝2回,総合2位1回のベテラン,ジルベルト・シモーニがサウニエルデュバル・プロディールから移籍。同年のジロ・デ・イタリアで活躍した他,LPRブレーキは2007年ジロ・デ・イタリア総合優勝のダニーロ・ディルーカをはじめジロ・デ・イタリア総合優勝2回のパオロ・サヴォルデッリ,有力クライマーのダニエーレ・ピエトロポッリを獲得。スリップストリームもツール・ド・フランスやジロ・デ・イタリアでステージ5勝のデヴィッド・ミラーや有力タイムトライアルスペシャリストのデヴィッド・ザブリスキーを獲得している。 プロツアーチームからプロコンチネンタルチームへの移籍が相次いだ理由は、プロツアーチームであれば全プロツアーレースに選手を派遣するという縛りがあるため、これによってレースのスケジュールや狙うレースへの調整が難しくなっていくこと。またカルロス・サストレ、トル・フースホフトらを獲得したサーヴェロ・テストチームは設立1年目にしてツールへ出場を決めるなど、有力選手を擁していればビッグレースへのワイルドカード枠を取得出来るという前例が増えてきたため、レーススケジュールに余裕を持たせたい有力選手にとって都合が良いという事もある。 2010年にもこの流れは見られ、アルカンシエル持ちのカデル・エヴァンス、前年アルカンシエル戴冠のアレッサンドロ・バッラン、アメリカロードチャンピオンのジョージ・ヒンカピーが揃ってBMC・レーシングチームに電撃移籍を果たした。 2017年、ツール山岳王のワレン・バルギルがフォルトゥネオ・オスカロと2018年から3年契約を結びチームに加入することが発表された。
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