最大震度変更について
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/23 14:48 UTC 版)
「岩手県沿岸北部地震」の記事における「最大震度変更について」の解説
今回の地震では、速報では最大震度6強と報道された。しかし、周辺よりも1段階以上の差が出ていたことや、同じ洋野町の別の震度計(気象庁設置)では震度5強と示していたことなどから、震度観測に誤差が生じたと見て調査を開始した。調査員が洋野町大野の震度計を目視して確認したところ、隙間が確認できたことなどから、誤差が生じている恐れがあるとして、70メートル離れた地点に臨時の震度計を設置し、比較することにした。 その後、複数の小規模地震で観測されたデータを比較したところ、階級で1以上(計測震度平均1.6)の誤差が生じていたとして、洋野町大野の震度計で観測されたデータを無効(震度6強を不明に変更)とし、青森県八戸市などで観測された震度6弱を最大震度とした。観測後に震度を変更した例は、兵庫県南部地震(阪神・淡路大震災)以来(震度6(当時)を観測した神戸市などを、実地検分で震度7に変更)で、また、震度計の観測に移行してからは初めてのこと。 ただ、洋野町大野の震度計設置環境に隙間が生じていた理由は、設置時にすでにあったのか、地震後に発生したのかは現時点では不明である。
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