最大安定傾斜角度
空車状態のクルマを右側または左側に傾けていった場合に転覆しない最大の角度で、転覆角度ともいう。転覆角度は、2輪車と被牽引車を除くすべてのクルマに対して保安基準に規定されており、左右とも35度以上の安定性を有していなければならない。ただし、最高速度が20km/h未満のクルマおよび、車両総重量が空車重量の1.2倍以下のクルマは30度以上、また、側車付き2輪車は25度以上あればよい。転覆角度は、傾斜角度測定機を用いて測定する方法と計算で出す方法がある。傾斜角度測定機での測定は、クルマを傾ける側の前後輪の外側面を、測定機の車輪止めに接触させた状態で傾斜させていったとき、反対側の車輪のすべてが測定機を離れる瞬間の角度を読み取る。
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