曽文ダムへの流域外からの受水計画
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/06/28 01:16 UTC 版)
「曽文ダム」の記事における「曽文ダムへの流域外からの受水計画」の解説
曽文ダムの貯水量は莫大であるが、満水になることはほとんどなかったため、政府は曽文ダムの貯水容量を活用する目的で1995年に流域外から送水することを計画した。 これは、高雄市桃源区を流れる高屏渓水系の上流にあたる荖濃渓に取水堰を設け、途中の旗山渓を跨河橋、草蘭渓を送水管路で越えつつ導水トンネルで曽文ダムに送水する計画で、総事業費は222億ニュー台湾ドル、送水量は日量60万トンを予定していた。 ほとんどの区間は地下トンネルとなり、毎年5月から10月までの雨季には高屏溪の総流量の3.6%にあたる水量を荖濃溪と旗山溪から曽文ダムに送る計画であった。 しかし、環境保護の問題の他、気候変動の影響もあり、この計画はさまざまな議論を巻き起こした 。
※この「曽文ダムへの流域外からの受水計画」の解説は、「曽文ダム」の解説の一部です。
「曽文ダムへの流域外からの受水計画」を含む「曽文ダム」の記事については、「曽文ダム」の概要を参照ください。
- 曽文ダムへの流域外からの受水計画のページへのリンク