時間の多形記法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/07 18:36 UTC 版)
Esterel での時間に記法は、非同期言語のそれとは異なる。具体的な時間は順序記述に置き換えられる。そのとき、事象の有無と同時性のみが考慮される。つまり、具体的な時間は特別な役割を持たないことを意味する。これを時間の多形記法(multiform notion of time)と呼ぶ。Esterel は、論理実体を完全に順序付けて並べて記述する。各実体では(0個を含む)任意個数の事象が発生する。同じ論理実体で発生した事象は同時に発生したと見なされる。それ以外の事象は発生した実体によって順序が決定される。文には、時間を消費しない文(実行と完了が同じ実体にあるもの)と、ある一定サイクル数の遅延がある文がある。
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