時計の文字盤での表記
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/29 16:16 UTC 版)
時計の文字盤は伝統的に4時を「IIII」と表記することが多い。その由来には下記のように様々な説が唱えられているが定説はない。なお、9時は通常表記の「IX」の場合が多い。 ローマ神話の最高神・ユピテル (IVPITER) の最初の2文字と重なるのを避けるため。 4を「IV」と書くと「VI」と見分けにくいため。 「IIII」ならば「I」という刻印を4回押せば文字盤の文字が作れるが、「IV」だと専用の型が必要になる。 専用の文字を使うのは、ちょうど間が4時間おきになる V と X だけのほうがいい。 「IIII」にすれば左側の「VIII」と文字数が釣り合い、見栄えがよい。 特定の有力なローマの時計製造者が「IIII」と書いた時計を作ったため、他の製造者もそれに倣った。 ルイ14世が、文字盤に「IV」を用いることを禁じた。 シャルル4世が、「IV」を用いることを禁じた。
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