映画作品とそれにまつわる事柄について
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/29 14:34 UTC 版)
「ア・ホーマンス」の記事における「映画作品とそれにまつわる事柄について」の解説
松田監督の演技指導はすべて「引き算」を基本としていた。これは役を作りすぎてしまわないように、余計なものをそぎ落とす、ということで、たとえば映画冒頭で、ヤクザを演じる片桐竜次の場合は厚手のコート、松葉杖、甲高い裏声などでセリフを言わせ、ありがちな肩をいからせて巻き舌ですごむヤクザ演技を封じた。同様に、当時役者としては素人の石橋凌には「演技をするな」と指導した。 山崎と千加が食事をするシーンは、当初ベッドシーンだったものを、松田監督がもっと違う角度からラブシーンが撮れないか、と考えて変更したもの。 大島組組長役は映画監督の工藤栄一。松田が原案で主演の「ヨコハマBJブルース」を監督した。 クライマックスで360度回転するカメラは本作オリジナルだと監督は語っている。 擬斗の二家本辰巳は本作品が殺陣師としてのデビュー作となり、以後殺陣師としての活動が中心となった。二家本は松田と『探偵物語』からの付き合いであり、松田から直々にオファーを受けた。 三人のヒットマンの一人として寺島進が映画デビューしている。
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