星崎真紀
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/25 17:58 UTC 版)
ほしざき まき
星崎 真紀 |
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本名 | 高橋 光佐子[1] |
生誕 | 1960年2月24日(65歳)![]() |
職業 | 漫画家 |
活動期間 | 1980年 - |
ジャンル | 少女漫画 女性漫画 |
代表作 | 『Dr.クージョ危機一髪!!』 『ひみつな奥さん』 『魔法のリノベ』ほか
→詳細は「§ 代表作」を参照
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星崎 真紀(ほしざき まき、1960年〈昭和35年〉2月24日[2][1] - )は、日本の漫画家。千葉県船橋市出身[2][1]。
来歴
1982年早稲田大学第一文学部卒業[3]。在学中は早稲田大学漫画研究会(いわゆる早大漫研)に所属[1]。
投稿時代についた担当編集者に応募を勧められ『リュカの藍の帽子』で1980年度・第5回白泉社アテナ大賞の「第3席」に入選[注 1]。
同1980年、第2回「ララ新人まんが賞努力賞」を受賞した[注 2]『青猫にファンファーレ』が『月刊LaLa』7月号(白泉社)に掲載され漫画家デビュー[2][1][7]。以降、『黄昏シティ・グラフィティ』『Drクージョ危機一髪!!』などを連載。
1993年から、「シルキー」(白泉社)で『結婚クッキングブック』『おかあさんの卵』などの女性向けコミックを連載。
1998年から、「YOU」(集英社)に移籍。『ひみつな奥さん』(2006年・2007年・2008年藤原紀香主演でテレビドラマ化)『新ひみつな奥さん』を連載。
2008年より子役と母を題材にした『ステージママの分際で!』連載開始。
2012年に『JOUR』(双葉社)に掲載された『虎蛇とブー子』がシリーズ連載に。
2015年より、引き続き同誌にて住宅リノベーションを題材にした『魔法のリノベ』(2022年波瑠主演でテレビドラマ化)がシリーズ連載化されている(2025年5月時点)。
代表作
編集委員会の委員長を石ノ森章太郎が務めた『日本漫画家名鑑500』にて、『黄昏シティ・グラフィティ』・『ライオンは起きている』・『Dr.クージョ危機一髪!!』・『突発☆アマデウス』の4作品の書影を代表作として掲載。
またp.788のほぼ1頁分に当たる作品イラストには、『Dr.クージョ危機一髪!!』第4話「怒濤のメリークリスマス」で、ハンサムな歯科医師クージョがサンタクロース衣装を着用し往診専用車を運転しながら歌っている場面が採用されている[8](1992時点[1])。
その他にAmazon Kindleの著書情報で、『結婚クッキングBOOK』・『ひみつな奥さん』・『ステージママの分際で!』・『魔法のリノベ』の4作も代表作として列挙されている(2025年時点[3])。
エピソード
- 漫画家デビューしたのは早大在学中だったが、大学卒業後23歳で漫研の先輩と結婚[注 3]。
- 2015年に読み切り作品として発表された『魔法のリノベ』第1話の創作裏話で、2 - 3ヶ月ほど漫画の仕事から離れた頃、自宅でガーデニングを始める為に簡単なテラスを作ろうと業者に相見積もりを取った際に各社の営業プレゼンの違いの面白さにとても惹かれた実体験があり、それをリフォームの知識もなく漫画作品にするかどうか迷っていたら「お客や営業の人物を漫画家として描いてみては?」と夫に背中を押されたと、インタビューで語っている[9]。
作品リスト
- 黄昏シティ・グラフィティ 全5巻(白泉社)
- ライオンは起きている 全4巻(白泉社)
- 家鴨たちの分際で!(白泉社)
- ぼくのセロリパセリ(白泉社)
- Drクージョ危機一髪!! 全6巻(白泉社)
- ちびっこTwins(白泉社)
- 突発アマデウス(白泉社)
- 結婚クッキングブック 全5巻(白泉社)
- おかあさんの卵 全2巻(白泉社)
- 南風家族(白泉社)
- みんなそうかしら(ベネッセ)
- ひみつな奥さん 全7巻(集英社)
- 新ひみつな奥さん 全5巻(集英社)
- ステージママの分際で! 全7巻(集英社)
- 虎蛇とブー子 全2巻(双葉社)
- 魔法のリノベ 既刊7巻(2024年11月時点、双葉社)
脚注
注釈
- ^ なお入選作は、デビュー作が掲載された翌1981年3月号の『LaLa』に初掲載のちにデビュー作特集のアンソロジー本に再収録され、入選経緯がp.10で綴られた[4]。また星崎の入選作は36頁だった為、応募規定32頁を逸脱した複数あった投稿作の実例として第5回選評要約にて審査員・木原敏江より作品名が挙げられている[5]。
- ^ 作家当人SNS発信の「扉絵」画像より[6]。
- ^ 1983年8月25日放送のラジオ番組『谷山浩子のオールナイトニッポン』に愛田真夕美・成田美名子・日渡早紀の3人と共に公開録音でゲスト出演した時に星崎本人が語った。また、まんが情報誌『ぱふ』筆記アンケートの「6:結婚したいタイプの男性像」との質問にも「現亭主」と回答[2]。
出典
- ^ a b c d e f 『日本漫画家名鑑500』 1992, p. 788-789.
- ^ a b c d 『ぱふ』2月号 1985, p. 19.
- ^ a b “Amazon.co.jp: 星崎真紀”. Kindle公式サイト. Amazon. 2025年5月25日閲覧。
- ^ 『デビュー』 1986, p. 10,375-410.
- ^ 『デビュー』 1986, p. 181-182.
- ^ 星崎真紀 [@hoshizak]「漫画家生活45年目に入りました。 1980年5月24日発売LaLa7月号でデビュー。」2025年5月24日。X(旧Twitter)より2025年5月26日閲覧。
- ^ 星崎真紀「青猫にファンファーレ」『月刊LaLa 7月号(通巻46号)』第5巻第9号、白泉社、1980年7月1日、417-448頁、全国書誌番号: 00029507。
- ^ 単行本全6巻のうち、第2巻p.9
- ^ 「漫画の舞台は家族経営の工務店 「魔法のリノベ」作者が語る、この仕事の魅力は?(インタビュー)」『リフォーム産業新聞:1308号』(16面)、リフォーム産業新聞社、2018年4月10日。2025年5月25日閲覧。
参考文献
- 村石憲一 編「まんが家23人筆記アンケート」『まんが情報誌月刊ぱふ 1985年2月号(通巻97号)』第11巻、第2号、雑草社、19頁、1985年(1985年2月1日発行)。全国書誌番号: 00042666。「①生年月日 / ②出身地 / ④デビュー作 / ⑤⑥恋人、結婚したいタイプなど。」
- 『début《デビュー》:アテナ大賞10周年記念受賞漫画総特集』(初版)白泉社〈ジェッツコミックス JTC:891〉、1986年(1986年8月31日発行)、10,375-410頁。 ISBN 4-592-13891-0。「入選作p.375-410 / 第5回選評要約p.181-182。」
- 「日本漫画家名鑑500」編集委員会(委員長:石ノ森章太郎)・加藤昇 編『日本漫画家名鑑500:1945 - 1992』アクア・プランニング、1992年(1992年12月18日発行)、788-789頁。全国書誌番号: 93037702。「①本名 / ②出身地 / ③生年月日 / ④現住所 / ⑥血液型およびデビュー作や代表作など。」
- まんがseek・日外アソシエーツ編集部 編『漫画家人名事典』(第1刷)日外アソシエーツ、2003年(2003年2月25日発行)、332頁。 ISBN 4-8169-1760-8。「③生年月日 / ⑧出身地 / ⑨本名・努力賞入賞しデビューなど。」
外部リンク
- 星崎真紀 (@hoshizak) - X(旧Twitter)
- 星崎真紀:公開作品 - マンガ図書館Z
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