星の神話
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/02 22:19 UTC 版)
プレイアデスは、プレイアデス星団の7つ星と同一視される。『カタステリスモイ』などによる、彼女ら姉妹が星になる物語は、プレイアデスに関する神話のうち最も印象深いものの1つである。ただしこれは元からあった神話ではなく、天体図から生まれた説話のようである。 アトラースが天を背負う役目を負わされた後、オーリーオーンがプレイアデス全員を追いかけ回すようになった。ゼウスは彼女らを初めはハトに、ついでその父を慰められるようプレイアデスを星に変えた。オリオン座はいまだプレイアデス星団を追って夜空を回っているという。 物語にはいくつかのバージョンがあり、7姉妹全員が死に至ったのは、父アトラースの運命と姉妹ヒュアデスの喪失を嘆くあまりだという。そこで最高神ゼウスが、姉妹を空に置いて不死性を与え、彼女ら7つの星はプレイアデス星団として知られるようになった。 プレイアデス星団は6つの星の輝きは明るく見えるのに比べ、7つめの星メロペーは暗く見える。これは、人間と交わったことを永劫に恥じてぼんやりと輝くのだとも、輝きの鈍い星はダルダノスの死を悼むエーレクトラーであるともいう。また別の神話ではアステロペーであるともいう。
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