星の煌く旗
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/17 01:47 UTC 版)
アメリカ人弁護士で詩人としては素人だったフランシス・スコット・キーは、イギリス軍に捕虜として囚われていたウィリアム・ビーンズ博士の解放のためにイギリス軍を訪れていた。キーは負傷したイギリス軍士官が書いたビーンズ博士から受けた手当てを賞賛する手紙をイギリス軍に見せた。イギリス軍はビーンズ博士の釈放を認めたが、丁度マクヘンリー砦が攻撃されている日だったので、それが終わるまでイギリス軍に留まることにした。キーはポタプスコ川に浮かぶ戦闘には参加していない船から成り行きを見守っていた。14日の朝、キーはマクヘンリー砦に翻るアメリカ国旗を見た。これに着想を得たキーは持っていた紙の裏に詩を書き留め始めた。キーは古いイギリスの酒飲み歌「天国のアナクレオンへ」に言葉の並びを合わせていった。キーがボルティモアに戻ると、ボルティモアのアメリカ人がその詩を小冊子に印刷した。キーの詩は当初「マクヘンリー砦の守り」と題されていた。この歌が「星の煌く旗」として知られるようになり、アメリカ合衆国議会は1931年にアメリカの国歌に制定した。
※この「星の煌く旗」の解説は、「ボルティモアの戦い」の解説の一部です。
「星の煌く旗」を含む「ボルティモアの戦い」の記事については、「ボルティモアの戦い」の概要を参照ください。
- 星の煌く旗のページへのリンク