昆虫の側から
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/04 05:01 UTC 版)
昆虫にとっては、花は餌の供給源である。花粉を食べる場合、花に産卵し、幼虫が果実や種子を食べる場合などがある。しかし、花粉も種子も植物にとっては必要な資源である。ある程度はそれを犠牲にして花粉媒介の利を選ぶ選択もあるだろうが、多くを食べられるのは困る。花の蜜はそれに対する解決として、花が昆虫に供給する食物として発達したものであろう。 マタタビ類は機能的には雌雄異花であるが、雌花にも雄蘂があり、花粉を生産している。これは、この植物が蜜腺を持たないため、昆虫への見返りを出せないので、機能のない花粉を生産することで、昆虫への見返りとするようになったものとの見方がある。
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