旧チャータード銀行上海支店ビルとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 旧チャータード銀行上海支店ビルの意味・解説 

旧チャータード銀行上海支店ビル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/27 10:22 UTC 版)

旧チャータード銀行上海支店ビル
各種表記
繁体字 麥加利銀行大樓
簡体字 麦加利银行大楼
拼音 Màilìjiā Yínháng Dàlóu
発音: マイリージャー インハン ダーロウ
英文 Chartered Bank Building
テンプレートを表示

チャータード銀行ビル中華人民共和国上海市外灘地区に位置する、ネオ・ルネサンス様式の建築である。上海の外灘の建物は地番で呼ぶこともあり、この場合外灘18号と呼ばれている。英資本の老舗銀行であるチャータード銀行1922年から1923年にかけて建造した[1]。チャータード銀行は1853年英国が設立した金融機関であり、上海支店はカルカッタボンベイに続く海外で三つ目の支店であった。

当初は上海の城外の北門街に居を構えたが、1892年光緒18年)、上海当時上海外灘で他の英国系銀行が破産した際に、その銀行が持っていた土地を買い取った。外灘で最初に経営していた頃は三階建て、敷地面積893平方メートルであった。その後上記の通り1922年から1923年に五階建てビルに改築を行った。面積は1755km²である。1階付近は花崗岩仕立てになっており、2階から4階にかけてはイオニア式の円柱が見られる。建設はパーマー&ターナー。

1955年中国共産党の政策によってチャータード銀行は経営を縮小せざるを得なくなり、円明園路の185号地へ移動した。チャータード銀行ビルは政府が接収し、春江ビルと名称を変更し、中波汽船公社などが使用した。

チャータード銀行は1969年にスタンダード銀行社と合併したが、その後外灘には戻らず、現在は浦東の陸家嘴で営業している。

出典




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「旧チャータード銀行上海支店ビル」の関連用語

旧チャータード銀行上海支店ビルのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



旧チャータード銀行上海支店ビルのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの旧チャータード銀行上海支店ビル (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS