日神の今不動石仏
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/10/20 05:27 UTC 版)
大洞石製の磨崖仏で、高さと幅がともに約270 cm、厚さが約180 cmある。山王権現宮曼荼羅とも称する。線刻で中央に剣を手にした不動明王、その右側に礼拝者、上部左右に日と月を描き、鳥居や梵字とみられる紋様、「大日大悲山仲善寺」の文字が刻まれている。表面の剥落が多いため図様ははっきりしない。制作年代が刻まれていないため詳細は不明であるが、不動堂に「日神大日大悲山谷之坊仲善寺」と書かれた寛延2年(1750年)の棟札があること、描き方の特徴からおそらく江戸時代のものと推定されている。 「日神の今不動石仏」の名称で1991年(平成3年)2月15日に津指定有形民俗文化財(指定時点では美杉村)となった。なお所有者は個人である。
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