日本国内の需給
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 09:07 UTC 版)
日本国内の漆の生産量は、需要量の1%程度でしかなく、残りは中国からの輸入により賄われている。その輸入量も1990年前後が300トン以上であったのに対し、2007年以降は100トンを切る傾向にある。日本国内の生産地は、現在生産量で見ると約7割が浄法寺漆に代表される岩手県産、約2割が茨城県産、約1割が栃木県産となっている。漆生産の場では、漆かき職人が減少し続けており、今後、文化財の修復に必要な国内産漆の確保に支障が生じることから後継者の育成が課題となっている。
※この「日本国内の需給」の解説は、「漆」の解説の一部です。
「日本国内の需給」を含む「漆」の記事については、「漆」の概要を参照ください。
- 日本国内の需給のページへのリンク