日本へのドラッカー学説の紹介
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/31 10:35 UTC 版)
「ピーター・ドラッカー」の記事における「日本へのドラッカー学説の紹介」の解説
日本では、1956年に立教大学で教えていた野田一夫が、当時の日本で馴染みのなかったドラッカーの著書『The Practice of Management』の邦訳書である『現代の経営』を出版し、日本に初めてドラッカーの学説を紹介した。当初、野田はこの本を出版するにあたってダイヤモンド社へ話を持って行ったが、「ピーター・ドラッカーという人の名前は聞いたことがありません。」ということで断られてしまったため、別の出版社(自由国民社)から出すこととなった。その頃は、どこの出版社も、あまり経営書の翻訳を出していない時代であった。出版されると同書はベストセラーとなり、日本でドラッカーが知られる契機となった。後年、ダイヤモンド社はペーパーバックの翻訳権をとって、現代経営研究会訳の『現代の経営』を遅ればせながら出版している。
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