日本におけるドーピング問題
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/24 03:12 UTC 版)
「ドーピング」の記事における「日本におけるドーピング問題」の解説
日本におけるドーピング問題は、近年まであまり問題視されることはなかったが、同時に禁止薬物についての認識が薄いという問題もあった。1984年のロサンゼルスオリンピックでは、男子バレーボール選手の検体から禁止薬物の成分(興奮剤)が検出された。風邪薬として服用した漢方薬に禁止薬物の成分(興奮剤)が含まれていたことが原因であったが、この時はトレーナーが薬を手配し、本人にその認識が全くなかったことからトレーナーには処分が下されたが、選手本人は免除されている。 日本においては1985年の神戸ユニバーシアードが契機となり、国内に初のドーピング検査機関が設けられた(現在はLSIメディエンスが唯一検査業務を担っている)。ドーピング問題はこれまでの所、さほど深刻なものとなってはいないが、それでもドーピングで出場資格停止・競技成績抹消を課される選手が年間数例程度出ている。 国民体育大会(国体)を主催する日本スポーツ協会はJADA(後述)加盟団体の一つで、2003年の静岡国体から、ドーピング検査を実施している。アンチ・ドーピング 使用可能薬リスト を公開し、処方薬・市販薬のホワイトリストを例示している。
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