日和山エレベーター
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「日和山 (鳥羽市)」の記事における「日和山エレベーター」の解説
日和山エレベーター(ひよりやまエレベーター)は、三重県鳥羽市にかつて存在した観光用のエレベーター及びその運営を行っていた株式会社。1933年(昭和8年)2月26日に日和山エレベーター株式会社が設立され、翌1934年(昭和9年)7月にエレベーターが完成した。麓の鳥羽駅前と日和山山頂を連絡するもので、51mの高さがあった。当時の料金は片道5銭だった。建設された当時は鳥羽を訪れる観光客が増え始めた頃に当たり、鳥羽の観光の幕開けとも言える存在であった。1943年(昭和18年)10月7日から太平洋戦争に伴う電力消費規制により運転を休止、1947年(昭和22年)3月1日に営業を再開した。 鳥羽を訪れる観光客をはじめ、地元の子ども達の遠足スポットとして親しまれたが、1974年(昭和49年)1月6日に鳥羽駅で起きた火災でエレベーターも焼失してしまう。以後営業休止の形をとったが、その後再建されることなく1982年(昭和57年)9月30日に解体、撤去された。
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