既知
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/17 23:10 UTC 版)
小説『不死鳥狩り』では、〝全体〟からニュータイプ能力者へと、全知の知識がもたらされると設定されており、これを「既知」と呼んでいる。同作において、〝全体〟の宿るフェネクスの近くにいたヨナには、「既知」が体に度々流れ込んだ。〝全体〟の中にある他者の「既知」が、自身の「既知」と溶け合って自分のものになってゆく圧迫に堪えながらヨナは、知らなかったネオ・ジオングの正体やサイコシャードの原理などを急速に理解し、パイロットとしての腕前も飛躍的に向上していった。 『不死鳥狩り』の物語の中でヨナは、リタの記憶も含む「既知」にアクセスすると可視化された「刻」を通して、病院のベッドに横たわりフェネクスとの連動に不必要な記憶を尽く消去されそうになっている過去のリタの映像を視ている。更にフェネクスに乗り込んだ後のヨナ・バシュタは、この肉体では受け止めきれない『既知』が流れ込んで脳神経がざわめいた。『既知』が囁く所によれば「向こう側と繋がったこの命と肉体をもって世界の理を体現し、あってはならぬものを排除してみせる、それこそがニュータイプである」と言う。最終的にヨナはニュータイプとして、ヤクト・ドーガがドッキングしたネオ・ジオングを排除している。
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