新市名への反対と住民投票
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 09:11 UTC 版)
2004年5月26日、一般公募に寄せられた2525通の意見から新市名を「桜宮市」に決定した。この名称は桜の名所として知られる幸手市の権現堂堤と鷲宮町の鷲宮神社に由来するが、当初から合併構想を主導し、3市町で最大の人口を有する久喜市が名称の由来から外れていることに対して、久喜市民の間に反発が生じ、各市町で住民投票を実施することになった。その他の新市名案は、「さくら市」「みどり市」「ゆめ未来市」などのひらがな地名や、「美咲市」「桜花市」「彩都市」「緑市」などの田園都市構想に基づく瑞祥地名が主であった。また合成地名の「幸喜宮市(さきみやし)」もあった。 同年9月19日、各市町で住民投票の投開票が実施された。投票率は3市とも有権者の過半数に達し、投票が成立した。その結果、幸手市と鷲宮町では賛成が過半数に達したが、久喜市では反対が上回り、3市町での合併構想は白紙撤回されることになった。 市町投票率賛成反対久喜市 53.53% 13748 16904 幸手市 62.10% 15488 11874 鷲宮町 55.07% 12089 2532 同年11月30日、住民投票の結果を受けて久喜市・幸手市・鷲宮町合併協議会は解散した。
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