文字銀の鋳造量
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/01/09 03:14 UTC 版)
『旧貨幣表』によれば、丁銀および豆板銀の合計で525,465貫900匁(約1,960トン)である。年代区分別の鋳造高は以下の通りであるが、総鋳造高の内6割以上が3年以内に鋳造されたことになる。 元文元年(1736年) - 元文3年(1738年):333,098貫(1,242トン、回収された享保銀の吹替えによる) 元文4年(1739年) - 寛政12年(1800年):192,180貫640匁 寛政12年(1800年)(銀座改革、南鐐二朱判鋳造再開後) - 文化2年(1805年):187貫266匁7分 公儀灰吹銀および回収された旧銀から丁銀を吹きたてる場合の銀座の収入である分一銀(ぶいちぎん)は文字銀では鋳造高の7%と設定され、また吹き替えにより幕府が得た出目(改鋳利益)は『銀座書留』によれば14,234貫700匁余であった。
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