せいすうりょうしホール‐こうか〔セイスウリヤウシ‐カウクワ〕【整数量子ホール効果】
読み方:せいすうりょうしほーるこうか
整数量子ホール効果
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/24 09:56 UTC 版)
「量子ホール効果」の記事における「整数量子ホール効果」の解説
この現象は、1975年に安藤恒也らによる理論からの示唆があり、1980年、クラウス・フォン・クリッツィングらによって初めて実験的に観測された。RK = h/e2 をフォン・クリッツィング定数という。プランク定数(h)と電気素量(e)は2019年5月以降は定義定数であるのでフォン・クリッツィング定数には不確かさがなく、15桁の数値は25812.8074593045... Ωである。2018年CODATA推奨値は、25812.80745... Ω と10桁で表示している。 この整数量子ホール効果(量子化ホール抵抗を用いる)は、電気抵抗標準として決めたり、微細構造定数の決定に使われたりする。
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