政治資金パーティーでの市立高校吹奏楽部による演奏
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「美延映夫」の記事における「政治資金パーティーでの市立高校吹奏楽部による演奏」の解説
2013年8月31日に開催された国会議員、市議、府議らと支援者ら約600人が参加した美延の議長就任を祝う政治資金パーティーに地元の市立高校の吹奏楽部を招き、演奏させていたほか、前年にも2回、パーティーで演奏させていた。このため、公明党、自民党、民主党系の3会派が「生徒を政治活動に関与させたのは不適切で、教育の政治的中立性を侵害した」と問題視し、パーティーに参加していた大阪維新の会代表の橋下徹大阪市長は「(当時は)部活動なのか任意の参加なのか分からなかった」とした上で「個人の(政治家の)行事に、公立学校のクラブ活動として演奏するのは問題なんでしょうね」と述べた。 当時公明党は議会で維新と協力関係にあったが、維新幹事長(当時)の松井一郎大阪府知事が「嫌がらせの議会運営はやめた方がいい。(パーティーに)公明の議員も来てたわけでしょ」と名指しで公明党を牽制したため態度を硬化。美延は議員報酬の3ヶ月減額を提示して議長職続投に理解を求めたが、公明はこれを拒否し、9月26日の市議会で公明、自民、民主系の3会派の賛成で議長の不信任決議が可決された。一方で共産党は3会派の動きを「維新への嫌がらせ」などと批判し、美延の行動は問題視しつつも辞職は重すぎるとして維新と共に不信任決議に反対した。美延は不信任決議可決後も辞任を否定し、維新も辞任は求めずに本人の意向を尊重する方針を決めたが、最終的に美延は同年12月に辞任した。
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