政治的影響への見方
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/12 02:39 UTC 版)
「レオ・シュトラウス」の記事における「政治的影響への見方」の解説
彼の思想は現代アメリカ政治、特にネオコンと呼ばれている人に影響を与え、ブッシュ政権の運営の拠り所のひとつと見る向きもある。しかし、フランシス・フクヤマのようにそういった見方を否定する論調もある。フクヤマは著書の中で「ブッシュ政権の外交政策にシュトラウスが影響を与えたと見ることがバカげている理由の一つに、イラク戦争へと邁進したブッシュ政権内にシュトラウス派がただの一人もいないという事実がある。」と述べている(『アメリカの終わり』35頁)。ただし、シュトラウスに影響を受けた人物(フクヤマもその一人)と、シュトラウス派(Straussian)は区別されることも多い。 あるいは、そもそも古典的な自然法を奉じるシュトラウスと人為的な世界観を持つネオコンでは矛盾しているとの指摘もある。 弟子格に当たる人物としては、アラン・ブルームやソール・ベロウがいる。
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