放射線による電離
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/10/02 05:58 UTC 版)
大気を電離させる放射線として、宇宙線、土壌の放射性核種から放出されるガンマ線、大気中の放射性核種(ラドン、トロン系)から放出されるアルファー線がある。対流圏における宇宙線の電離量は、高度の上昇と共に増加する。 土壌の放射性核種による電離量は、土壌の特性(水分量、積雪など)の影響を受ける。ラドンは土壌や岩石中に含まれるが、これが大気中に散逸し、風により輸送され、その濃度は散逸率、気象条件、高度などに依存する。 各放射線による地表面付近の電離量は、宇宙線では2.1J、土壌のガンマ線では3.0J、大気中放射性核種では4.2Jと推定されている。
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