探偵 神宮寺三郎 時の過ぎゆくままに…
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/24 20:28 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動| ジャンル | コマンド選択式アドベンチャー | 
|---|---|
| 対応機種 | ファミリーコンピュータ (FC) | 
| 開発元 | データイースト | 
| 発売元 | データイースト | 
| プロデューサー | 竹内倫 | 
| ディレクター | 吉田穂積 | 
| シナリオ | 野島一成 | 
| プログラマー | 淵上和男 | 
| 音楽 |  酒井省吾 浜田誠一 三浦孝史 鈴木雄司 高浜祐輔 山仲清二  | 
   
| 美術 | 寺田克也 | 
| シリーズ | 探偵 神宮寺三郎シリーズ | 
| 人数 | 1人 | 
| メディア |  1メガビット+64キロRAM ロムカセット[1]  | 
   
| 発売日 |   | 
   
| 対象年齢 | CERO:A(全年齢対象) | 
| その他 | 型式:DFC-J4 | 
『探偵 神宮寺三郎 時の過ぎゆくままに…』(たんてい じんぐうじさぶろう ときのすぎゆくままに…)は、1990年にデータイーストから発売されたファミリーコンピュータ用アドベンチャーゲーム。「探偵 神宮寺三郎シリーズ」4作目にあたる。
概要
本作を収録したPlayStation用『探偵 神宮寺三郎 アーリーコレクション』(1999年)の販売(後にゲームアーカイブスでも配信)や、Wiiのバーチャルコンソールで配信された。また、携帯アプリ用ゲームとしてリメイクされ、これを収録したニンテンドーDS用『探偵 神宮寺三郎DS いにしえの記憶』(2007年)も販売された。
なお、タイトルは前作『探偵 神宮寺三郎 危険な二人』(1988年)と同様に沢田研二のシングルレコード「時の過ぎゆくままに」(1975年)を意識して名づけられ、パッケージ表記では『探偵 神宮寺三郎 時の過ぎゆくままに』とされている。
ゲーム内容
システム
- コマンド選択方式。前作同様、神宮寺パートと洋子パートがある。また過去パートはセピア色、現在パートはカラーになっている。
 - 『探偵 神宮寺三郎 横浜港連続殺人事件』同様、バックアップ機能がないロムカセットのため、続きをプレイするためにパスワードの入力が必要(入力数は4文字と少なめだが、パスワードを聞いた所からではなく、パートの始めからのスタートとなる)。
 
エピソード
- 本編で重要な鍵を握るズタは、モデルとなった犬が開発会社近辺にいたらしい。
 
あらすじ
ある暑い夏の昼の日。新宿中央公園で神宮寺は一匹の犬を見つける。そこからふと甦る1年前の事件。それは盗まれた絵画を見つけてほしいという依頼だった。解決は容易だと思われたが、背後に複雑な人間関係を垣間見る。
登場人物
- レギュラーキャラクターは
 
- 佐田 健一
 - 和美の一人息子。心臓の病気を患っている。
 - 佐田 和美
 - 健一の母親で行方不明になっている。
 - 細川 良介
 - 信子の夫で企業経営者。出張中に絵画盗難にあった。
 - 細川 信子
 - 良介の妻。神宮寺に風林豪造を介して絵画捜索の依頼をする。
 - 細川 英二
 - 良介の息子。しばらく家出していたが最近戻った。信子と折り合いが悪い。
 - 細川 淳子
 - 信子の連れ子。英二は義理の兄に当たる。
 - 花田 勘吉
 - 骨董品を扱うガラン堂の店の主。
 - ニッキー
 - 和美が勤める美容院の店長。本名は「オオトリ ケイスケ」。
 - ズタ
 - 熊野から預かった元警察犬。神宮寺には冷たい。
 - よしえさん
 - 信子のホステス時代からの友人。
 
移植版
| No. | タイトル | 発売日 | 対応機種 | 開発元 | 発売元 | メディア | 型式 | 売上本数 | 備考 | 
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 探偵 神宮寺三郎 アーリーコレクション | PlayStation | データイースト | データイースト | CD-ROM | SLPS-02157 | - | ファミリーコンピュータで発売された4作品を収録 | |
| 2 | 探偵 神宮寺三郎 アーリーコレクション 普及版 | PlayStation | データイースト | メディアリング | CD-ROM | SLPS-03137 | - | 廉価版 | |
| 3 | 探偵 神宮寺三郎 時の過ぎゆくままに… | 第一章、第二章: 第三章、第四章:  |  
    iアプリ | ワークジャム | コナミオンライン | ダウンロード (コナミネットDX)  |  
    - | - | リメイク版 | 
| 4 | 探偵 神宮寺三郎 時の過ぎゆくままに… | Windows | ワークジャム | アイレボ | ダウンロード (i-revo)  |  
    - | - | ファミリーコンピュータ版の移植 | |
| 5 | 探偵 神宮寺三郎DS いにしえの記憶 | ニンテンドーDS | ワークジャム | アークシステムワークス | DSカード | - | - | 携帯アプリ版を収録 | |
| 6 | 探偵 神宮寺三郎 アーリーコレクション | PlayStation 3 PlayStation Portable (PlayStation Network)  |  
    データイースト | ワークジャム | ダウンロード (ゲームアーカイブス)  |  
    - | - | ファミリーコンピュータで発売された4作品を収録 | |
| 7 | 探偵 神宮寺三郎 時の過ぎゆくままに… | Wii | データイースト | アークシステムワークス | ダウンロード (バーチャルコンソール)  |  
    - | - | ファミリーコンピュータ版の移植 | 
- 携帯アプリ版
 
全編カラーで統一された事以外は大きな変更点はないが、章ごとに確認パートがあり、キーワードを正しく選択しなければならない。また、登場人物に警部補の小林勇介、謎の男である須賀が追加されている。前3作のアプリ版と比べると変更点は少なくなっている。
スタッフ
- 脚本、演出:野島一成
 - 演出:野島一成、野中市郎
 - 背景:信久敬雄、中山耕一
 - 原画:寺田克也
 - 動画:山本良博、平根康子
 - 音楽:酒井省吾、浜田誠一、三浦孝史、鈴木雄司、高浜祐輔、山仲清二
 - 技術:淵上和男
 - 協力:中村良、金山隆信
 - 指揮:竹内倫
 - 監督:吉田穂積
 
評価
| 評価 | ||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
     
  | 
   ||||||||
ゲーム誌『ファミコン通信』のクロスレビューでは合計25点(満40点)[4]、『ファミリーコンピュータMagazine』の読者投票による「ゲーム通信簿」での評価は以下の通りとなっており、20.17点(満30点)となっている[1]。また、同雑誌1991年5月10日号特別付録の「ファミコンロムカセット オールカタログ」では「回想をしている場面では、画面がセピア調になり、雰囲気を盛り上げている」と紹介されている[1]。
| 項目 | キャラクタ | 音楽 | 操作性 | 熱中度 | お買得度 | オリジナリティ | 総合 | 
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 得点 | 3.55 | 3.41 | 3.21 | 3.46 | 3.41 | 3.13 | 20.17 | 
脚注
- ^ a b c d 「5月10日号特別付録 ファミコンロムカセット オールカタログ」『ファミリーコンピュータMagazine』第7巻第9号、徳間書店、1991年5月10日、 187頁。
 - ^ 津田啓夢 (2004年7月30日). “「コナミネットDX」で神宮寺三郎シリーズの新作追加” (日本語). ケータイ Watch. インプレス. 2019年3月10日閲覧。
 - ^ “神宮寺三郎「時の過ぎゆくままに」がiモードに” (日本語). SOFTBANK GAMES NEWS INDEX. ITmedia (2004年7月30日). 2019年3月10日閲覧。
 - ^ a b “探偵 神宮寺三郎 時の過ぎゆくままに… まとめ [ファミコン]” (日本語). ファミ通.com. KADOKAWA CORPORATION. 2016年11月5日閲覧。
 
外部リンク
「探偵 神宮寺三郎 時の過ぎゆくままに…」の例文・使い方・用例・文例
- 私立探偵を雇う
 - 探偵小説のわくわくするようなストーリーの展開
 - その探偵は彼らのすぐあとをつけていった
 - 探偵は部屋を注意深く見回した
 - 彼はただの私立探偵にすぎない
 - 私立探偵
 - 探偵はまたも手がかりを失った
 - 探偵小説
 - 彼女が探偵に夫の素行調査を依頼した
 - 二つの殺人事件の手口の類似にその私立探偵は目をつけた。
 - 探偵の相棒
 - 探偵は下働きのうちの1人が共犯者ではないかと疑っていた。
 - 私は探偵をしている。
 - あなたは探偵に対してどんなイメージを持っていますか。
 - あなたは探偵小説をよく読みますか。
 - あなたは探偵小説を沢山読みますか。
 - 有能な探偵がその悲劇の原因を調査する任務に当てられた。
 - 僕は寝る前に探偵小説をよく読んだものだった。
 - 彼女は夫を見張るため私立探偵を雇った。
 
- 探偵_神宮寺三郎_時の過ぎゆくままに…のページへのリンク
 
 